カリフォルニア、他の州もアムジェンとの取引阻止を目指すFTCの入札に参加
デビッド・シェパードソン著
ワシントン(ロイター) - 木曜日の裁判所への提出文書によると、カリフォルニア、ニューヨーク、イリノイ、ミネソタ、ワシントン、ウィスコンシンの各州は、アムジェンによる278億ドルのホライズン・セラピューティクス買収契約の差し止めを求める連邦取引委員会(FTC)の訴訟に参加した。
ワシントン州のボブ・ファーガソン司法長官は、同州が「独占は消費者に損害を与える」ため訴訟に参加し、合併によりアムジェンが処方薬市場を「支配」できる可能性があると述べた。
6州からなるグループは木曜日、修正された訴状を提出し、甲状腺眼疾患と慢性難治性痛風の治療に使用される医薬品に関してアムジェンに「独占的地位」を与えるとして、先月この取引に反対して訴訟を起こしたFTCに加わった。
カリフォルニア州司法長官のロブ・ボンタ氏は、「アムジェン社によるホライゾン社買収提案は、医療の将来にとって危険であり、技術革新と研究にとって危険であり、そして最も重要なことに、しばしば救命薬を必要とする病人にとっても危険である」と述べた。
FTCの買収は、これまで企業内の治療薬の重複に警告を発し、医薬品の1つを売却するよう要求した後に取引を進めることが多かった同局にとっての変化を示すものである。
アムジェンは先月の声明で、FTCの決定には失望しており、この取引には正当な競争上の問題がないことが「圧倒的に証明された」と信じていると述べた。
アムジェンは12月にホライズンを買収する計画を発表し、同社の希少疾患治療薬が政府のメディケア医療計画で最も広く使用されている医薬品を対象としたインフレ抑制法の薬価規定から一定の保護を提供できると述べた。
FTCが承認した最後の大規模医薬品取引は、リナ・カーンFTC委員長がバイデン政権に任命される約2カ月前の2021年4月にアストラゼネカが390億ドルでアレクシオン・ファーマを買収したものだった。
(デビッド・シェパードソンによる報告、ジェイミー・フリードによる編集)